健康管理に欠かせない検診センター

検診センターというところは、健康な人が病気を発見するために訪れるところです。検診センターでは、一般の健診者も数多く訪れますが、企業と契約を結び、その会社で働くすべての従業員の健康診断を行うこともあります。そのため、健診者は会社の仕事の合間に訪れることもあるのです。
健康診断をするときは食事の影響を受けないように、前日から食事の時間制限が設けられています。朝も食事をとることができないため、健診者は空腹で検査が終わるまで待つ必要があります。

そんな健診センターにおける看護師の役割は、健康診断に来た人の検査を段取りよく終わらせるということにつきます。
基本的に、問診、身長体重の測定、採血という流れは大体決まっています。そのあとは、人によって胃の検査だったり大腸の検査だったりで様々です。消化器の検査は検査前に準備が必要なので、段取りをスムーズに行うのが、看護師の役目であり腕の見せどころを言えるのかもしれません。

看護師は、検診センターを訪れる人の検査内容を把握し、必要な検査の準備をしつつ、健診者の人数や流れを見ながら段取りよく検査の案内をする必要があります。事務スタッフがいない検診センターの場合、予約の日程調整や受付なども行う必要があるため、それなりに忙しい仕事と言えるでしょう。
また、来る人はみな病人では無いというのも病院勤務との大きな違いと言えます。そのため、検診センターならではの接遇についても学ぶことが大切です。

検診センターは入院患者がいないため、夜勤が無く残業になりにくいというメリットがあります。そのため家庭と仕事を両立させたい人や、プライベートな時間を確保したい看護師に向いている仕事と言えるでしょう。看護師としての基本的な技術があれば大丈夫なので、ブランクのある人も復帰明けに検診センターで働くことを考えてみるのもいいかもしれませんね。